チャノコカクモンハマキ・チャハマキ
チャノコカクモンハマキ(茶小角紋葉捲) Adoxophyes honmai
成虫は静止時は6mmほどの、黄褐色地に濃褐色でV字の帯状の紋が入る釣鐘形の蛾です(雄成虫で顕著)。
チャやツバキ、サザンカなどのツバキ科植物の他、リンゴ、ナシ、カキ、ブドウ、ミカンなどの果樹も加害しますが、越冬は常緑樹に限られます。
老熟幼虫は15mmほどの淡緑色の棒状ですが頭部は淡褐色をしています。幼虫が綴り合わせた葉の間で越冬し、春先に蛹化、新葉展開期に成虫が羽化します。成虫は、展開葉の葉裏に50粒前後の卵塊を産みつけます。
幼虫は周囲の新梢に分散して、若い葉を綴って内側に潜み、かすり状に食害します。成長すると2-3枚の成葉を重ねるように綴り合わせ、中を食害します。捲葉内で蛹化し、羽化します。年4-5世代を経過しますが、第1世代、第2世代の発生が多く、大きな被害を与えます。
チャハマキ(茶葉捲) Homona magnanima
成虫は、静止時は12mmほどの、黄褐色地に濃褐色の波状の紋が入る、五角形の蛾で、特に雄はやや肩が張った形をしています。老熟幼虫は、25mmほどの淡緑色で棒状をしていますが、頭部は黒褐色です。
チャやツバキ、サザンカなどのツバキ科植物の他、リンゴ、ナシ、カキなどの果樹も加害します。
幼虫が綴り合わせた葉の間で越冬し、春先に蛹化、新葉展開期に成虫が羽化します。成虫は展開葉の葉表に150粒前後の卵塊を産みつけます。
幼虫は周囲の新梢に移動しますがあまり分散せず、成葉を2枚重ねて綴って内側に潜み、かすり状に食害します。成長すると更に周囲の成葉を重ねるように綴り合わせ、中を食害します。
捲葉内で蛹化し、羽化します。
年4世代を経過しますが、第3世代、第4世代の発生が多く、大きな被害となります。発生期間が長く、世代は交錯します。