チャノホソガ

チャノホソガ:サンカクハマキ(茶細蛾、三角葉捲) Caloptilia theivora
成虫は、静止時は5mmほどの、褐色で静止時は棒状の蛾で、翅の中央に金色の紋があります。体を起して止まる独特の姿勢をとります。老熟幼虫は、10mmほどの淡黄色で棒状をしています。
チャの他にツバキ、サザンカなどのツバキ科植物、ヒサカキなどを食害します。
蛹で越冬し、春に成虫が羽化します。成虫は飛び回りながら新葉の葉裏に1粒ずつ産卵します。孵化幼虫は新葉の組織内に食入し,坑道を作って葉肉を食い進みます。その後、生長すると表面に出て、葉の縁を捲いて中を食害しますが、さらに老熟幼虫は、新葉を三角形のちまき状に巻いて内側に隠れ、中から摂食して虫糞を溜めます。
この虫糞の溜まった捲き葉が、摘採葉に混ざって製茶されると、茶葉の品質を著しく低下させ、単なる減収より深刻な被害を与えます。
葉裏で繭を作って蛹化し、成虫が年6-7回発生します。夏秋まで新芽が伸びる状態だと発生が助長され、越冬量も増えます。
一番茶が三角葉捲き形成以前に摘採されれば被害を免れますが、被害がある場合、前年秋の越冬世代の防除を強化することが、翌年一番茶の被害防止につながります。

 

 

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