灰色かび病

灰色かび病 Botrytis cinerea
果実、花穂、葉に発生します。
本菌は多犯性であり、野菜や果樹、花、雑草など多くの植物で発生する菌と同一種です。病原菌の越冬は、被害組織上や圃場の有機物で、菌子、分生子、菌核の形で一次感染源となります。いったん発病すると、病斑上に形成された多数の分生子によって次々と伝染し拡大します。生育温度は4-30℃と広い適応を持ち、菌糸発育適温は23℃前後、分生子の形成適温は15-20℃と比較的低温を好みます。多湿条件が発生に大きく関与します。開花10日前から落花期の時期に多雨の場合、多発し、花穂や幼葉に被害を出します。花穂では、花冠や穂軸、果梗が淡褐色に腐敗し、次第に黒褐色になり花振いを起こします。褐変枯死した花穂に灰色のカビを生じます。熟果では、褐色に腐敗し、接触した果実が次々に感染拡大します。
葉では、葉縁や葉脈に淡褐色の不整形の小斑ができて、灰色のカビを生じる場合もあります。
開花期の初期感染を防ぐ事が重要で、薬剤の散布と同時に、感染源となる花冠を圧縮空気で除去すると防除効果が上がります。また、病菌は傷口から侵入するので、害虫による加害を防ぐことも重要です。

写真; 福岡県総合農業試験場より

 

 

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