ハマキムシ類

りんごのハマキムシ類
りんごの主なハマキムシ類には、リンゴコカクモンハマキ、ミダレカクモンハマキがいます。

リンゴコカクモンハマキ(苹果小角紋葉捲) Adoxophyes orana fsciata
リンゴを始め、ナシ、モモなどバラ科の果樹の葉を食害しまた果実も加害します。チャにも酷似した種類が加害しますが、これは別の種類です。
成虫は、10mmほどの黄褐色地に濃褐色でジグザグの帯状の紋が入る釣鐘形の蛾で、年3-4世代を経過します。老熟幼虫は15mmほどの淡緑色で、棒状だが頭部は淡黄色です。
幼虫が樹皮の隙間などで越冬し、春先に新芽を加害し、葉叢の葉を綴って葉や花を食害します。捲いた葉の中で蛹化し、成虫が羽化します。成虫は新葉の葉裏に100粒前後の卵塊を産みつけます。幼虫は若い葉を綴って内側に潜み、かすり状に食害します。
果叢を加害すると葉に接触した果実表面も齧ります。また、果実袋の中に入って果実を加害することもあります。

コカクモンハマキの仲間 作物: かき

 

果実での被害

 

ミダレカクモンハマキ(乱角紋葉捲) Archips fuscocupreanus
リンゴを始め、ナシ、モモなどバラ科の果樹の葉を食害し、また、果実も加害します。
成虫は、10mmほどの黄褐色地に濃褐色で波のような帯状の紋が入る釣鐘形の蛾で、年1回発生します。老熟幼虫は15mmほどの淡緑色でやや黒味を帯びる棒状で、頭部は暗褐色です。
枝に産み付けられた百粒程度の卵塊で越冬します。発芽期に孵化した幼虫は、新葉を綴り合わせて中に潜み、葉を食害します。開花期から幼果期まで花果叢加害し、葉の間で蛹化します。成虫は6-7月ごろ羽化し産卵します。卵はそのまま越冬します。
防除時期が開花期なので、受粉昆虫利用の場合、薬剤の選択には注意が必要です。

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