ハモグリバエ類

ハモグリバエ類
ナモグリバエ以外は成虫はよく似ています。幼虫は葉の組織内にいるので見ることができません。種によって幾分か違いがありますが、肉眼で区別は困難です。

ナスハモグリバエ(茄子葉潜蝿)Liriomyza bryoniae.
成虫は2mm程度の淡黄色のハエで、胸部背面と腹部背面は黒色です。老熟幼虫は体長3mm程度の濃黄色のウジで、葉肉内部に潜っているので外から見えません。
ナス科を始め、ウリ科、アブラナ科、マメ科など広範な植物に寄生します。野外では蛹で越冬し、施設では周年発生し、十数世代を経過します。成虫は展開して充実した葉の植物表皮の下に産卵し。若い葉は好みません。孵化幼虫は葉肉内を摂食しながら移動し、一筆書きの線状の食痕を残します。成熟すると葉から脱出して地表で蛹になります。

 

 

 

マメハモグリバエ(豆葉潜蝿) Liriomyza trifolii
成虫は2mm程度の黄色のハエで、胸部背面と腹部背面は黒色です。老熟幼虫は体長3mm程度の濃黄色のウジで、葉肉内部に潜っているので外から見えません。
ナス科を始め、アブラナ科、マメ科など広範な植物に寄生しますがウリ科には少ない傾向があります。野外では越冬できませんが、施設では周年発生し、十数世代を経過します。
成虫は展開して充実した葉の植物表皮の下に産卵します。若い葉は好みません。孵化幼虫は葉肉内を摂食しながら移動し、一筆書きの線状の食痕を残します。成熟すると葉から脱出して地表で蛹になります。

 

 

アシグロハモグリバエ(足黒葉潜蝿) Liriomyza huidobrensis .
成虫は2mm程度の黄色のハエで、脚と胸部背面と腹部背面は黒く、多種に比べ全体に黒っぽい感じです。老熟幼虫は体長3mm程度の黄白色のウジで、葉肉内部に潜っているために外から見えません。
ナス科を始め、アブラナ科、マメ科など広範な植物に寄生します。野外では越冬できませんが、施設では周年発生し、十数世代を経過します。成虫は展開して充実した葉の植物表皮の下に産卵し、若い葉は好まれません。孵化幼虫は葉肉内を摂食しながら移動し、一筆書きの線状の食痕を残します。成熟すると葉から脱出して地表で蛹になります。

 

 

トマトハモグリバエ(蕃茄葉潜蝿) Liriomyza sativae
成虫は2mm程度の黄色のハエで、胸部背面と腹部背面は黒色。老熟幼虫は体長3mm程度の淡黄色のウジで、葉肉内部に潜っているので外から見えません。
ナス科を始め、アブラナ科、ウリ科など広範な植物に寄生します。野外では蛹で越冬するが、施設では周年発生し、十数世代を経過します。 成虫は葉の植物表皮の下に産卵し、若い葉にも産卵するので全体に被害が見られます。孵化幼虫は葉肉内を摂食しながら移動し、一筆書きの線状の食痕を残します。
成熟すると葉から脱出して地表で、あるいは葉の中で蛹になります。

 

 

ナモグリバエ(菜潜蝿) Chromatomyia horticola
成虫は2mm程度の暗灰色のハエです。老熟幼虫は体長3mm程度の淡黄色のウジで、葉肉内部に潜っているので外からは見えません。葉の組織内で蛹化します。
マメ科に多くつきますが、ナス科、アブラナ科、ウリ科など広範な植物に寄生します。
野外では、葉内の蛹で越冬しますが、施設では周年発生し、十数世代を経過します。