斑点落葉病
斑点落葉病 Alternaria mali
葉、果実、枝に発病します。
本菌は落葉した被害葉、枝上病斑で菌糸の状態で越冬します。4月下旬~5月下旬にかけて病斑に形成された分生胞子が飛散し感染します。地区・年により初発は異なりますが、5月上旬頃から始まり6月中旬以降急激に発病します。7‐8月の乾燥時期は一時停滞することがありますが、8月下旬以降再度発生が多くなります。
感染適温は葉が28℃、果実で16‐24℃と違いがありますが、夜温が20℃前後で3日以上の連続降雨により急増します。
葉では、初め褐色の円形斑点が生じ、その後赤褐色の5‐6mmの斑点となり、葉裏に黒緑色のすす状の分生子を形成します。古くなると病斑は灰褐色となり、輪紋を生じ黄変落葉します。
果実では発病時期により病斑の形態が異なり、黒点型・サビ果型・カサブタ型・斑点型などとなり、果点を中心に周りが赤い斑点を生じます。枝では橙褐色~褐色で陥没した円型病斑となります。
品種により葉又は果実での耐病性に差があり、デリシャス系は葉・果実とも被害が大きく、つがる・ふじ・陸奥などは葉よりも果実での被害が大きいです。
発病期間が長く定期的な散布を行うと同時に、耐性菌の獲得を避ける為に系統の異なる薬剤を使用する必要があります。