カメムシ
かんきつのカメムシ類
かんきつを加害する主なカメムシ類には、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシがいます。
全て果樹害虫として知られていますが、本来の寄主はスギ、ヒノキなどの針葉樹で、その毬果を餌として繁殖します。山林の落ち葉の下などで越冬しますが、人家に入ってくることもあり不快害虫ともなっています。春先はヤマザクラの幼果を餌としますが、越冬場所に近いリンゴ、モモなどに飛来します。夏はスギ、ヒノキ林に移ってその毬果に産卵し繁殖します。その後、キリなどに移りますが、カキやミカンなどにも飛来し、果実を吸汁します。
針葉樹の山林に近いところで被害が大きく、その毬果が豊作だと翌年の発生量が増えるので、発生の多いところでは予察情報に注意する必要があります。
カメムシの餌は種子なので、リンゴやカキなどの大型の果実では、カメムシは果実に穴を開けて吸汁を試みますが、口針が種に届かないので栄養を摂取できません。カメムシに吸汁された果実は、そこから腐敗したり、変形することから、商品に大きな被害を与えます。
チャバネアオカメムシ(茶翅青亀虫<カメムシは「椿象」とも書く>) Plautia stali
成虫は体長12mm程度で全体が緑色で羽が褐色。
ツヤアオカメムシ(艶青亀虫) Glaucias subpunctatus
成虫は体長12mm程度で全体が光沢のある緑色。
クサギカメムシ(臭木亀虫) Halyomorpha halys
成虫は体長10mm程度で全体が褐色。
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左上: チャバネアオカメムシ
右上: ツヤアオカメムシ
左下: クサギカメムシ
写真; 福岡県総合農業試験場より
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