褐色円星病
褐色円星病 Pseudocercospora ocellata
葉及び若い枝に発生します。
越冬葉に多発すると、3月から一番茶生育期にかけて激しく落葉し、芽の生育が著しく不良となり、収量や品質に大きな影響を及ぼします。
菌の越冬は病斑内で菌糸の形で行われ、分生胞子の発芽適温は25℃前後です。
分生胞子は降雨により飛散し、硬化した葉にも感染するが主に若葉で感染し、20-30日の潜伏期間を経て発病します。発病は新葉が硬化を始める時期より見られますが、硬化した葉や古葉の葉表には紫褐色の小点と葉裏には隆起した緑色の斑点ができます。冬季に病葉の褐変が多くなりますが、低温による葉の生理活性の変化が要因と考えられています。病斑上には分生胞子を形成する子座が見られます。
一次感染源は、冬季の病葉に形成される分生胞子と考えられていますが、病葉は一番茶摘採後に落葉します。二番茶以降の発病は、分生胞子が葉層内に停滞することで伝染源が保持されます。
越冬病葉を除去して感染源を減少させ、二番茶以降は定期的な散布を行うと有効です。