褐色腐敗病
褐色腐敗病 Phytophthora citrophthora
果実にのみ発病します。
本病は疫病菌による病害で土壌中に菌糸及び卵胞子で越年し、適当な土壌水分と温度条件で遊走子のうを形成して、べん毛を持った遊走子を放出し果実に伝染します。生育適温は28℃と高温性の病害であり、感染から発病まで2~3日と病斑は急激に拡大します。発病果実は落下し独特の悪臭があります。水を介して伝染し、雨水や潅水による跳ね返りで地際部の果実に伝播することが多くあります。菌に汚染された灌漑水をスプリンクラーなどで散布することで発生することもあります。また、台風による風傷や、雨による土壌の跳ね返りで突発的に多発する場合が多くあります。
効果的に防除するためには、結果枝を吊り上げて雨水の跳ね返りによる感染を防止すると同時に、発生が見られた場合は発病果を除去し直ちに薬剤を散布する必要があります。