黒星病
黒星病 Venturia inaequalis
葉、果実、および新梢に発生しますが、特に果実では、商品価値を低下させ大きな被害となります。
本病の生育適温は15‐20℃ですが、年間を通して発病が見られます。特に晩春~初夏と初秋季にかけて多雨の年には多発しやすくなります。越冬は罹病した落葉内に子嚢核が形成され、1~3月にかけて成熟した子嚢胞子が雨にぬれると噴出・飛散し、葉や果実に感染します。子嚢胞子の飛散は4月頃に始まり開花期前後にピークとなります。葉・果実で発病した病斑では分生子を形成し、湿潤な天候が続くと、次々と感染し秋まで発病を繰り返します。葉での発病が激しいと早期落葉を起こし、果実での発病は奇形やコルク化し商品価値を著しく落とします。
品種により耐病性に差があり、王林は罹病しやすく、ふじも比較的弱い品種です。
防除時期は胞子の飛散が始まる展葉期から開花期を最重点とし、初期感染を防止することでその後の発病を抑制します。秋季に多雨の感染好適天候が続いた場合は、翌年の感染源を下げる為にも薬剤散布が重要です。