黒星病
Cladosporium carpophilum

果実及び枝に発生する。
ウメやあんずに寄生する病原菌と同種で、枝の病斑内に菌糸を形成して越冬し、4月上中旬頃より分生胞子を形成して飛散伝染する。
分生胞子の形成は10℃以上で行われ、発病適温は18~28℃と適応幅が広い。
飛散は5月下旬から6月中旬に最も多く、降雨により伝染する。
潜伏期間が30日前後と長い為、発病は6月下旬から7月上旬より見られるが、発病を見てからの防除では手遅れとなる。
果実での発病初期は暗緑色の小型円形斑点だが、後にはコルク化し亀裂を生じたり、肥大と共に病斑が拡大して表面に黒い胞子を形成する。枝では円い隆起した赤褐色の病斑を生じ、枝の充実と共に灰褐色の病斑となる。
防除を怠ると必ず発生する普遍的な病害であるが、かけむらの無い様に定期的に薬剤を散布する事で比較的容易に防除が可能である。