ミカンサビダニ/チャノホコリダニ
ミカンサビダニ (蜜柑銹蜱) Aculops pelekassi
成虫は0.1-0.2mm程度の淡黄色の砲弾型で、微小なため通常は目に触れず、被害痕のみが認められます。成虫がミカンの芽の鱗片内で越冬し、萌芽とともに新葉に移って増殖します。
7月頃から果実にも移動して、年十数世代を繰り返します。
被害を受けると、葉に細かいシワができ、果実は油胞が潰れてガサガサの瘢痕となります。
被害が目立ってきてからでは遅いので、果実への移動時期までに防除する必要があります。
チャノホコリダニ(茶塵蜱) Polyphagotarsonemus latus
成虫は0.2mm程度の淡黄色の卵型で、微小なため通常は目に触れず、被害痕のみが認められます。チャの他、各種の植物につき、ミカン、イチゴ、ナスなどで大きな被害を出します。越冬様式や世代数は不明ですが寄主範囲が広いので、雑草などを含めて十数世代を経過すると見られています。ミカンには萌芽とともに生長点付近に集まって増殖します。若い組織を加害するので、新葉には捻れ、萎縮、脱色の症状が現れます。また、新梢の伸長も阻害されます。果実では果梗を中心に灰白色でコルク質の大きな瘢痕が出ます。
被害が出てきてからでは遅いので、発生がある園では萌芽から新葉展開期に防除する必要があります。