輪紋病
輪紋病 Botryosphaeria berengeriana
果実、枝、幹、葉に発病します。
本病は、枝幹にいぼ状の病徴を形成するいわゆるいぼ皮病で、激発の場合は樹勢の低下や枯死する場合もあります。越冬は枝幹上のいぼ皮及び周囲の枯死病斑で、柄子殻と子嚢殻で行われ、5月頃から柄胞子が形成され分散感染します。枝幹の病斑部に形成された柄子殻に胞子が作られ、降雨により飛散し伝播することより、枝幹のいぼ皮病斑が多くなり、高温多雨の年は発病が多くなります。果実への感染は5月下旬-8月までと長期間であり、果実のいずれのステージでも感染します。幼果に感染した場合は、長い潜伏期間を経て収穫期に近くなって発病します。25-30℃の高温で発病するため、収穫期が高温の年は、感染していた果実が発病することで被害が多くなります。発病初期は褐色の小型斑点だが、明瞭な輪紋を描きながら拡大し果実全体を軟化腐敗させます。
幸水は感染しやすく、豊水では発生しません。
いぼ皮の除去と同時に、5月下旬-7月中旬を重点的に、定期的な薬剤散布が重要となります。