新梢枯死症
新梢枯死症 Pestalotia longiseta
茎、葉に発病します。
発生園では包葉の脱落による傷や、摘採や整枝による傷口から侵入感染しますが、未発生園では作業機械や衣服に付着して持ち込まれます。
病名は異なりますが、輪斑病と新梢枯死症は同じ病菌による病害です。
越冬は発病枝葉で行われ、気温の上昇と降雨により病斑上に分生子を形成し、傷口より侵入感染します。生育適温は25-30℃と高温を好むため、晩秋整枝や一番茶摘採時は低温のため感染しにくく、二番茶以降に摘採回数が多いほど感染する機会が多くなります。一般の病害とは異なり初発の概念はなく、作業時の気象条件により発生が左右されます。感染から7日前後で発病し、30日前後で新梢全体が水分欠乏状態で萎れ枯死します。
感染成立は数時間で行われるため、摘採や整枝後の防除は早いほど効果が高くなります。摘採や整枝後の速やかな薬剤散布が重要で、ベンゾイミダゾール系薬剤は耐性菌が発現していることから、作用性の異なる薬剤を使用します。
症状が見えてからの薬剤散布では効果がないため、包葉の離脱落期にかけて薬剤散布を行います。
発病には品種間差が大きく、やぶきた、さやまみどりは本病に対し弱い品種です。