炭そ病

炭そ病 Colletotrichum theae_sinensis
葉のみに発生します。
伝染源は樹上に残った罹病葉で、分生胞子を形成し、降雨によって飛散して葉裏の毛茸より侵入感染します。古い葉には侵入できず、開葉して間もない柔らかい葉においてのみ感染します。
病葉は落葉しやすく、多発した場合新芽の充実が妨げられるため、前年度の発生の多少が翌年の一番茶及び二番茶の収量に大きく影響します。
生育適温は20-30℃で、最適温度は25-28℃と比較適高温を好みます。感染から発病までに20日前後を要するため、収穫される新芽での被害は、発病前に収穫され殆ど問題になりません。
分生胞子の形成や飛散、茶葉内組織内侵入には多湿条件が必須で、新葉が展葉していく時期に降雨が続き、葉に水分が存在する期間が長いと多発します。従って、梅雨期や秋雨が続く二・三番茶期や秋芽展葉期に感染が多くなります。葉では、油浸状の黄色斑点を生じ、葉脈に沿って褐色の線に囲まれた部分が退緑萎凋し、その後大型の褐色病斑となります。
発病葉が認められる状況での薬剤散布では手遅れで、防除効果は期待できません。
耐性菌発現を回避するために、同一薬剤の連続散布を避け、萌芽初めには予防効果主体の保護殺菌剤で、生育期には治療効果と浸透性のあるDMI剤を使用します。

 

 
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